
海外ではどのくらいの人が日本語を勉強しているのですか?
約160万人と言われています。その7割以上が東アジアで暮らす人々で、次いで東南アジア、欧米、オセアニアと続くのですが、最も学習者人口が大きいのは韓国、そして2位が中国です。日本で学ぶ学習者もそれに比例してアジア出身者が多くなっていますが、現在、たくさんの日本語教師養成講座修了生が世界各国で活躍しています。
世界が職場になる可能性があるのですね。
海外に出るには日本語を教える能力と、そして他にも求められるものがあります。それは行く国の社会背景と文化を学ぶことです。特に東アジアの方は日本人と似た顔立ちや体系をしているので、考え方も似ていると思いがちですが、実際には全く違っていることがあります。ものの考え方はその人が育った環境の社会背景や文化が大きく影響していますから、学習者の国を知ることで、学生とのコミュニケーションが上手く取れるようになり、教室活動が円滑に行えます。
どんなことを学んだらよいのでしょうか?
ぜひ過去に日本とどのような関係にあったのか、 特に近代でのかかわりを勉強してほしいと思います。例えば戦前・戦中にあったことは、現在の日本を生きている方には遠い昔の話に思われがちですが、学習者のお国では未だ風化していません。本学院では「アジア近代史」「日系移民史」などの講義を通して、戦争が諸国に落とした影と「多文化共生」の大切さを学ぶ 機会を設け海外での就職に備えています。