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コンセプト

学院長からのメッセージ

多文化共生について考える

  1. はじめに
  2. 外国人学生たちと中・高校生の交流
  3. 世代を超えた日本語教育
  4. 地域社会と日本語教育
  5. 国際交流から共生へ
  6. 学習者のお国を知ること
  7. 映画「ラストサムライ」と日本人
  8. 衣食足りて、礼節はどこへ??
  9. 日本語学校の将来は「中庸」にあり
  1. 「知日家」を育てる日本語教師(1)
  2. 「知日家」を育てる日本語教師(2)
  3. アロハな気持ち
  4. 団塊ジュニアと同世代の外国人
  5. 日本を元気にする外国からの文化(1)
  6. 日本を元気にする外国からの文化(2)
  7. 日本語学校の社会的存在意義とは
  8. 災害と日本語学校の学生

14. 日本を元気にする外国からの文化(1)

TCJの国際交流イベントには毎回3〜400名が参加するそうですね。

最近ではバーベキュー大会を行いましたが、外国人学生と養成講座受講生で総勢300名が集まり、その光景は圧巻でした。国籍は40数カ国。まさにボーダレス空間です。準備の段階では、ベジタリアンや信仰により肉を食せない学生用のメニュー、熱中症の予防策、もしものときの緊急対応など、教師はけっこう忙しいのですが、当日国が違う学生同士がコンロの取扱説明書を見ながら一生懸命日本語で会話しているのを見ると、本当に感動しますよ。

他国籍のクラスメートと一緒に活動することが日本語の勉強になるのですね。

言葉だけではありません。私の学校では意識して多国籍の学生を同じクラスで勉強させています。学生はこれまで自国で常識と思っていたことが、他国では非常識になることもあるということを、クラスメートと話しながら気づいていきます。日本語学校の教室は教科書を開くだけの場所ではなく、そうした生きたコミュニケーションからグローバルな視野を養う貴重な空間なのです。「私の国では○○ですが、あなたの国では?」という質問が飛び交う日本語学校では、学生も教師も日々新しい発見をしています。

日本人が国際感覚を身につけるのにも良い環境ですね。

私は留学よりも効果的だと思いますよ。日本語学校ではいながらにして数十カ国の人々と知り合うことができます。しかも相手がこちらを求めてくる。尚かつ教師ですから全ての国の学生と平等に接することが必要ですので、人間として最も大事にしなければならないことを基準に物事を考えるようになります。これが「グローバルな視野」となるのです。

言うまでも無く日本語教師はこれからの社会に必要であり、有意義な仕事です。日常に物足りなさを感じて留学を考えているのなら、その前に日本語学校に来てみることをお勧めします。とびっきり楽しくて元気な「非日常」が待っていますよ。