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コンセプト

学院長からのメッセージ

多文化共生について考える

  1. はじめに
  2. 外国人学生たちと中・高校生の交流
  3. 世代を超えた日本語教育
  4. 地域社会と日本語教育
  5. 国際交流から共生へ
  6. 学習者のお国を知ること
  7. 映画「ラストサムライ」と日本人
  8. 衣食足りて、礼節はどこへ??
  9. 日本語学校の将来は「中庸」にあり
  1. 「知日家」を育てる日本語教師(1)
  2. 「知日家」を育てる日本語教師(2)
  3. アロハな気持ち
  4. 団塊ジュニアと同世代の外国人
  5. 日本を元気にする外国からの文化(1)
  6. 日本を元気にする外国からの文化(2)
  7. 日本語学校の社会的存在意義とは
  8. 災害と日本語学校の学生

16. 日本語学校の社会的存在意義とは

今回はちょっと硬いタイトルですが、むずかしいお話ですか?

いいえ、簡単です。日本語を必要としている外国人のお話です。
こんなことがありました。ある外国人が混雑した街中で手提げバックをひったくられました。逃走する犯人の背中に向かって大声で叫びましたが、それが日本語 ではなかったので周囲の人々は何が起こったのか理解できませんでした。結局犯人は捕まらず、パスポートも財布も出てこなかったのです。このとき彼が「泥 棒!!」と日本語で言うことができたら、周囲の日本人もきっと彼を助けたと思うのです。その「ひとこと」を知らなかったことで被害を被っただけでなく、無 関心に見えた周囲の日本人に不信感を抱いしまったのです。

簡単な日本語でも外国人の生活を守れるのですね。

日本で暮らす外国人の数は年々増えています。少 子高齢化社会ですので労働力としての外国人受入れも検討されています。彼らと私たちが同じ社会で一緒に安心して暮らすためには、コミュニケーションの手段 である「ことば」が不可欠であり、健全な日本語教育現場が絶対必要なのです。日本語学校には就学生しかいないと思われがちですが、実際には様々な目的で日 本語を学ぶ多くの外国人が在籍しているのです。国籍も民族も年齢も在留資格も本当に多彩で、そこで教える日本語教師は彼らと日本社会をつなぐコーディネー ターの役割をも担っています。

日本語教師は社会的にも個人的にも必要とされている職業なのですね。

人や社会を幸せにできる職業です。近 頃、自分さえ良ければいいという日本人が増えているようですが、それではこの社会で生きる全員が幸せになることはできません。日本人も外国人もお互いの存 在を認めて譲り合い、ともに快適に暮らせる環境をつくるために共通の「ことば」が必要なのです。日本語教師はその「架け橋」となる職業なのです。

東京中央日本語学院では様々な国籍、民族の方が日本語を学んでいます。
ぜひ一度ご来校の上、多文化が共生する環境をご体験ください。