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コンセプト

学院長からのメッセージ

多文化共生について考える

  1. はじめに
  2. 外国人学生たちと中・高校生の交流
  3. 世代を超えた日本語教育
  4. 地域社会と日本語教育
  5. 国際交流から共生へ
  6. 学習者のお国を知ること
  7. 映画「ラストサムライ」と日本人
  8. 衣食足りて、礼節はどこへ??
  9. 日本語学校の将来は「中庸」にあり
  1. 「知日家」を育てる日本語教師(1)
  2. 「知日家」を育てる日本語教師(2)
  3. アロハな気持ち
  4. 団塊ジュニアと同世代の外国人
  5. 日本を元気にする外国からの文化(1)
  6. 日本を元気にする外国からの文化(2)
  7. 日本語学校の社会的存在意義とは
  8. 災害と日本語学校の学生

17. 災害と日本語学校の学生

地震などの災害時、外国人学生はどのように行動したら良いのでしょうか。

大きな災害があった場合、外国人は日本人と同じように避難できません。阪神淡路大震災でも、そのとき何が起こったのかさえ理解できなかった外国人もいたはずです。アパートが倒壊しても避難場所が分からず、怪我をしても自分から助けを求めることができない。また災害後も十分に補償を受けることができなかったようです。

言葉の壁があったのでしょうか。

それだけではないと思います。混乱状況下では誰もが自分のことで精一杯でしょうから、他人に物事を丁寧に説明する心の余裕などありません。まずは自分と家族、そして職場や学校など近い距離の人間を心配するのは当然のことです。身寄りのない一人暮らしや外国人など、普段あまり近所とコミュニケーションを持たない人々は情報から取り残されがちになりますが、特に外国人には見えない心の壁を感じた人も多かったと思います。

日本語学校ではどんな取り組みをしていますか。

まず災害が起こる可能性とその種類を伝え、そして避難場所の指示や災害用品の説明と準備などを指導しています。私たちの学校では年に2回「避難訓練」を行いますが、その他にも「地震体験」ができる施設や消防署などにもご協力をいただき、防災意識を高める努力をしています。他には、もしも避難場所に行けなかった場合に備えて食料の備蓄などを行っています。
先の大震災でもたくさんのボランティアが外国人のために活動しましたが、日本語学校は日頃から地域とのつながりを大切にしつつ、万が一のときには近隣に住む方々が学生に一声かけてくれる関係を作る。それが何よりの備えではないでしょうか。

東京中央日本語学院では、知り合うことが多文化共生社会の第一歩と考え、イベントなどを通した国際交流の機会を多く設けています。ぜひ一度ご来校の上、異文化交流をご体験ください。